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基礎断熱における、湿気、カビ対策

基礎断熱における、湿気・カビ対策

■初年度に基礎から湿気が放湿される

基礎コンクリートは、表面が乾いているように見えますが、完全に乾いているのではなく数年かけてで乾燥していきます。
特に住みはじめてからの初年度は基礎からの湿気が多く放出されます。
基礎断熱で何も対策していないと、この湿気が床下空間に溜まりカビの原因になることがあります。

■Rigoloの基礎断熱の『カビ・湿気対策』

この基礎からの湿気対策は、1つではなく複数の対策を実施します。
一般的には「②のようなガラリ」などを設けて湿気を室内に放出という方法が多いですが、それだけですと不安ですよね。
Rigoloでは4~5つの対策をしてこの問題に対処しております。
順に説明していきます。

①床下に『換気扇設置』で空気を排出

Rigoloの家では、床下に換気扇を設置しています。
これにより、床下内の湿気のある空気を室内に排出いたします。

②床下エアコン設置時は、ガラリからも湿気を排出

床下エアコン設置時には、床ガラリを複数箇所で設置します。
そこからも空気(湿気)の出入りします。

③内部基礎立上がりは通気パッキンで空気が動く

Rigoloでは、基礎の内部立ち上がりには、通気パッキンを用いています。
これにより空気(湿気)の移動ができ、基礎の一部で空気が淀むことがないようにしています。
他社工務店でこの場所がゴムのみで気密施工されている場合は空気の動きが制限され、空気がヨドミやすくなります

④外周部は立ち上がりは気密パッキン

基礎の外周部立ち上がりには、気密パッキンを用いています。
これは基礎断熱する場合は当たり前なのですが、ここに高さ20mmの気密パッキンを用いていることで、内部立ち上がりに20mmの気密パッキンを設置できるようになります。
多くの他社工務店で基礎断熱をしている会社は、パッキンではなく、薄いゴムのみで気密を撮っている場合があり、そうすると内部に通気パッキンを用いるのが困難になります。

⑤基礎打ち継ぎ面の止水板

基礎の工事は、通常2度に分けてコンクリートを打設します。(1度目はベース部、2度目は立ち上がり部)
立ち上がりを施工するときに、「セパ」と呼ばれる金具を設置するのですが、基礎完成後ここに隙間ができます。
通常はここから水は入らないように、家の周辺地盤はこの打ち継ぎ面より低くなっているのですが、まれに周りの土が高くなっていたり、大雨の時に、この打ち継ぎ面から雨水が基礎内に侵入する場合があります。
そうなると基礎内部に水が溜まり、カビの原因になります。
それが起きないように、Rigoloでは打ち継ぎ面に止水板を設置し、「セパ」はこの止水板の左右で別れている『片セパ』を用いることで、打ち継ぎ面からの雨水の侵入をなくしています。
またこの止水板は、打ち継ぎ面からのシロアリ対策にも有効です。

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