テクノロジー

■高性能住宅のRigolo

高性能住宅は一般的な住宅と様々なところが違います。
下記で説明している内容は、一般的な住宅との差を中心に記載しています。
単に断熱性能が良い、単に耐震性能が良いというだけでなく、多くの細かな所にも気を配り、良い設計、良い施工をすることで、快適で長持ちする家ができあがります。
Rigoloの家にはこんな工夫が沢山されているから高性能住宅なんだとご覧いただき、納得して家選びができるよう説明をしております。
それぞれの項目は少ししか説明しておらず、実はまだまだ細かな工夫がされています。各項目の詳しい内容はコラムにて記載していければと思います。
またご質問は「お問合せ」フォームよりご質問ください。
長い文章であることと、内容を理解するには読み手側にも多くの知識が必要です。
難しい所や理解できない所は読み飛ばすのがコツです。

■断熱性能 Ua値0.26以下 断熱等級7 HEAT20G3

Rigoloで建てる家の60%程度がUa0.26以下、HEAT20G3、断熱等級7【最高等級】です。
最も断熱性能を良くする場合、家のプランによりますがUa0.19程度まで対応可能です。
Rigoloは住宅業界でトップレベルの断熱性能の住宅を提供しています。
高断熱住宅の工事を行うには、設計者と施工者との意思疎通、施工のコツや勘所など、図面をみれば簡単にできるというものではありません。
設計と施工両方を行っているRigoloならではのノウハウが詰まった高断熱な家で、温度差の少ない快適な住環境を提供いたします。

■床下エアコン 全館暖房

床下エアコンとは住宅の床下空間を利用して、エアコンで暖房した空気を送ることで、家じゅうを暖房します。
各部屋の床面にガラリ(空気の吹き出し口)を設けることで、洗面所、脱衣所、トイレ、玄関、キッチン、リビングなど全館暖房できます。
温度設定によりますが、外が氷点下の気温でも室内は25度で半袖で暮らす可能です。
通常は22~3度程度の室温が快適で省エネとのバランスが良くなります。
Rigoloの床下エアコンは通常の壁掛けエアコンを使っており更新時も容易です。
また温度センサー付きワイヤードリモコンを別途設置しております。
まだまだ書きたいことは一杯ですので、詳しくはコラムに記載しました。

■最上階エアコン+Rigolo空気循環システム 全館冷房

最上階に設置したエアコン1台とRigolo独自の空気循環システムでで家じゅうを全館冷房します。
全館暖房に比べ全館冷房は空気を各部屋に冷たい空気を送ることが難しいのですが、Rigoloでは独自に開発した空気循環システムで、冷たい空気をエアコンから居室へ、暑い空気を居室からエアコンへ送ることで空気の大循環が起こり効率的に冷房ができます。
これにより扉を閉めた各個室へ空気を送ることも可能です。※扉空いている方が涼しい
また小屋裏エアコンや(屋根裏エアコン)とくらべ、小屋裏空間を作らなくて良いのでコストが安くなり、夏型結露のリスクも減少で家が長寿命になります。

■真夏でもエアコン1つで涼しく快適、各部屋25度前後

Rigoloの家の夏の室温、室内湿度の計測データです。
エアコンは25度設定で各部屋の温度も25度前後、湿度は50%程度です。
絶対湿度では10g/kg程度とサラリとしていて快適な空間です。
冷たい空気は重いので下に沈みます。
エアコン近くは温度計の高さが床から1.8mぐらい(エアコン近く)ですが、ほかは床から40~90cm程度の高さに設置し計測ています。
家じゅうで温度差1度程度の温度差少ない環境です。
私の場合6月ごろ10月頃まで冷房は24時間つけっぱなし(数ヶ月つけっぱなし)にします。
毎日入り切りしますと温度、水蒸気量が一定になりません。
ずっとエアコンをつけっぱなしでも、設定温度付近の温度になるので、エアコンの冷房能力は自動で調整されます。
計測では昼と夜での室温の差ですが1度以内に収まっていますので、コチラも温度差少ないです。
快適な環境、安全な環境にするには夏はエアコンをOFFにしないことをオススメしています。
(※冬の床下エアコンは温かい昼間切って夜ONでもOKです)
ちなにみ計測しているのは「SwitchBot」温度計で、いつでもスマホで室温確認できます。

■高気密 C値0.2c㎡/㎡

すべての住宅で気密検査を実施しています。
相当隙間面積C値:0.5c㎡/㎡以下の高気密な住宅を提供します。
直近の気密検査の結果は0.1~0.4c㎡/㎡程度で平均は0.2c㎡/㎡です。
Rigoloの家ではボード気密を採用しているので、気密シート施工前でも気密検査ができ、構造として気密性能が確保できるので気密シートに頼った気密処理より長く気密性能が保たれます。

■ZEH住宅 ゼロ・エネルギー・ハウス

Rigoloの家では太陽光発電の設置を推奨しており、設置した家はZEH住宅です。
ZEH住宅とは、高断熱住宅による省エネ、エコキュートなど省エネ設備による住宅で使用するエネルギーの削減と、太陽光発電による発電を計算し、生活で使うエネルギーより、作り出すエネルギーのほうが多い住宅です。
具体的には光熱費が安くなったり、場合によっては利益がでるようになります。
家族によって電力の使い方は異なるのですが、国の定める計算プログラムに従って計算します。

■選べる太陽光発電 40年保証のパネルもあり

Rigoloでは太陽光発電の設置を推奨しています。
また設置する太陽光パネルのメーカーをお選びいただけます。
SIソーラー(マキシオン・maxeon):パネル出力40年保証
カナディアン・ソーラー:コストバランスが良い
長州産業株式会社:国産で太陽光パネルを製造、雨漏り保証充実
シャープ:蓄電池やV2Hへの拡張性がある
初期費用0円で設置できるプランも用意しています。

■優れた省エネ性能で平均で40%以上削減、最高で50%以上削減も

Rigoloの家は省エネ性能に優れ、一次エネルギー消費量等級6【最高等級】です。
ただこの一次エネルギー消費量等級は、基準と同等で等級4、10%以上削減で等級5、20%以上削減で等級6です。
この一次エネルギー消費量等級は太陽光発電による発電は考慮せず、断熱性能による省エネ、エコキュートや照明や24時間換気などの省エネ設備機器による省エネ、庇などによる省エネを計算した結果です。
Rigoloの家で計算しますと、平均で40%以上削減、最高で50%以上削減も可能です。
この10%刻みで削減であれば、30%以上削減で等級7相当、40%以上削減で等級8相当、50%以上削減で等級9相当になりますが、現在の所等級6までしか存在しません。
この一次エネルギー消費量が少ないということは省エネ性が高いということになり光熱費の削減になります。
Rigoloでは様々な省エネ手段を実施し、業界トップレベルの省エネ住宅を提供しています。

■日射取得、日射遮蔽、日射熱利用

日射取得、日射遮蔽冬は日差しを取り込み太陽の熱で暖かくし、暖房コストを削減になります
夏は庇やアウターシェードで日差しを遮り、冷房コストを削減になります。
Rigoloでは太陽に素直な設計をし、日射取得、日射遮蔽に配慮した住宅設計を行っており、庇やアウターシェード、最適なガラス種類などを選定しております。
自然のチカラを有効に活用し、省エネな家を実現します。

■結露防止対策、結露計算

家を長持ちさせるには壁体内結露を起こさない断熱構成が重要です。
Rigoloではどんな断熱構成が壁内結露を起こさないのか、結露計算をしています。
結露計算は、国の基準では、室内:温度15℃、湿度60%、屋外:最寒月の平均気温(名古屋4.6℃)で計算することになっていますが、この基準は激甘の数値で実際の住環境とは違います。
Rigoloでは実際の住環境に合わせて結露計算を行い、室内:温度25℃、湿度50%、屋外:マイナス15℃での計算結果が図です。
名古屋では寒い朝は氷点下まで外気温が下がりますし、10年で1度ぐらいでマイナス5度になりますが、2023年1月に四日市でマイナス8.9度まで下がったこともあるので、当社では零下15度でも結露を起こさない計算にしています。
※夏型結露の計算は下にスクロールして御覧ください

■地震に強い家、耐震等級3 許容応力度計算

Rigoloの家はすべての家が耐震等級3【最高等級】です。
またこの耐震等級の計算は主に2種類あり、簡易的な計算方法である品確法による計算と、詳細な耐震性能が計算できる許容応力度計算(構造計算)があります。
Rigoloでは厳しい計算結果である許容応力度計算で耐震等級3をクリアすることで確実な耐震性能を提供します。
また構造計算をするタイミングは一般的な工務店ではプランが全て決まってから構造計算をする会社へ依頼するのが一般的ですが、このタイミングですと構造的には好ましくない家になりがちです。
Rigoloではプラン計画段階から構造計算することで、構造的にも安定した家を造っており、より長持ちし易い家を提供しています。

■地盤調査、液状化判定

地盤調査愛知県では地盤が柔らかい地域が多いので、しっかり地盤調査を実施して地耐力を計測します。
家の4つ角と家の中心の合計5箇所を調査し、その結果から、地盤改良が必要か不要かを判定します。
またその地盤調査データを活用して、簡易液状化診断書を作成し、液状化の可能性を大・中・小の3段階で判定します。

■地盤改良工事

地盤調査で一定以上の地耐力が無い場合は地盤改良工事を行います。
住宅で使われる地盤改良工事は主に4種類で、表層改良、柱状改良、鋼管杭、砕石パイルで、Rigoloではどの工事も対応できます。
Rigoloが最近多く活用しているのは、砕石パイル(ハイスピード工法)による地盤改良工事です。
従来から用いられていた表層改良、柱状改良、鋼管杭は、もし土地を売ることになったときには、改良体は産業廃棄物扱いとなり撤去する必要があり数百万円の費用がかかります。
一方、砕石パイルは天然の砕石を利用するので撤去の必要がありません。
また柱状改良では硬化不良などの可能性がありますが、砕石パイルは突固め方式なので、施工不良が起きにくい工法です。

■基礎工事・配筋検査・耐久性100年コンクリート

基礎配筋検査基礎形状はベタ基礎を採用、また鉄筋の配筋は構造計算により、どこにどれだけの力が加わるかを計算して、それに耐えるよに鉄筋の配筋を行います。
また人通口(人が通る基礎の通路)も構造計算により鉄筋量を決めています。
構造計算をしていない工務店の基礎は、ほとんどの場合鉄筋が足りていません。
すべての住宅で鉄筋配筋後に第三者による配筋検査を実施。
またRigoloの基礎に使用するコンクリートは高強度、長寿命のコンクリートです。
一般的な住宅はFc24という強度のコンクリートを使用していますが、RigoloではFc30のコンクリートを使用。
Fc30のコンクリートは強度が強いだけでなく、寿命100年と長寿命性も良いコンクリートです。

■基礎仕様 基礎幅18cm 基礎高さ45cm

基礎の配筋は許容応力度計算によって必要本数が求められますが、基礎の幅や高さなどは計算ソフトが決めてくれるのではなく、工務店が仕様を決めます。
Rigoloの家の最新の仕様は図を参照していただきたいのですが、それぞれの数値には意味があります。
まずは鉄筋の被り厚さの決まりがあり、かぶり厚さとは鉄筋の外側から何cmコンクリートの厚みがあるかです。
コンクリートのルールでは、土がかぶる所は6cm、それ以外の部分4cm必要です。
基礎立上り幅、フック付き鉄筋を使うと15cmですと基準は厳しいので18cmにしています。
基礎底版下部の被り厚さは6cmでもいいのですが1cm余裕のある7cm、基礎底版厚み17cmですと鉄筋が真ん中付近にきて強度が上好都合です。
また基礎の高さは標準で、GL(地盤面)から45cmとしています。これは火災保険の水害の規定が45cm以上になっているからです。
この図は外周の一番一般的な部分をの図です。
許容応力度計算で場所により強度を出しますので、一つの家でも場所により6~15種類程度の基礎仕様があります。

■基礎内断熱

Rigoloでは、基礎内断熱を採用しています。
基礎内断熱に使う断熱材の性能は、断熱地域区分の6地域(名古屋など)では、熱抵抗値R:1.7が推奨値ですが、Rigoloで熱抵抗値Rが2.67または3.3と推奨値の1.5倍から2倍の高断熱な断熱材を使用しています。
また基礎のスラブ上(底)に敷く断熱材の長さも全体敷つめ、一部L型など選べます。
この写真では深基礎側の底の断熱材はR値3.3(灰色)、その他はR値2.67(水色)を使用しています。
基礎内断熱を採用することにより、気密住宅になり、シロアリ対策と床下エアコンを使用できる環境が整います。
また基礎に使う断熱材は、万が一水に浸かってしまっても大丈夫な断熱材を選ぶのが良く、Rigoloが採用している押出法ポリスチレンフォームは、断熱材の中で最も水や湿気に強い断熱材です。
適材適所で使う断熱材を使い分けるのもRigoloならではのノウハウです。

■床下エアコンの空気を通す広い人通口

床下エアコンの温かい空気を通すには、広い人通口(基礎立ち上がりの切れ目)を設けて空気の通り道を大きくすると、空気の移動が良くなります。
人通口には必ず補強が必要で、基礎地中梁を設けて補強します。
これをするには許容応力度計算をし、基礎人通口の幅を広く設定し、地中梁を設け、耐震に耐えられる鉄筋量を計算し、施工する必要があります。
許容応力度計算をせず人通口を広げてしまうと弱い基礎になってしまいますが、Rigoloではこれら計算をして広い人通口ができるようにしています。
また空気が回りにくい場合は、基礎内に空気を循環するファンを設け、暖かい空気が家じゅうに広がるような設計をします。

■実はシロアリ対策に有利な基礎内断熱

シロアリ対策には従来は、基礎断熱は不利で、床断熱が有利と言われてきていましたが、近年は状況が変わっており、現在では基礎内断熱が最も有利と言われています。
従来は日本にいた住宅に害を及ぼす主なシロアリは、ヤマトシロアリとイエシロアリでした。これらは地下シロアリと呼ばれるシロアリで、水分が必要な白蟻なので、通気パッキンにより基礎内を乾燥させた空間にすることが有効な対策でした。
しかし近年はアメリカカンザイシロアリという飛んでくる白蟻が増えています。
このアメリカカンザイシロアリに対して、床断熱は侵入されやすく、被害も大きいことから、床断熱は白蟻リスクの高い工法になってしまいました。
Rigoloで採用している基礎内断熱は、シロアリ対策のある基礎パッキンを採用しており、地下シロアリ、アメリカカンザイシロアリともに、シロアリ被害の可能性を軽減します。
参考youtube (日本ボレイト社)

■シロアリ返し付き断熱気密パッキン 10年1000万円保証

Rigoloの基礎内断熱では、外周部にはシロアリ返し付き断熱気密パッキンと一部気密パッキンを採用し、内部立ち上がりには通気パッキンを採用しています。
床断熱の家は通気パッキンで床下を換気しているとういいますが、ユニットバス周りと玄関まわりは気密パッキンを使用するのが一般的で換気できていません。
Rigoloの家では外周部は気密、内部は通気で、基礎内の湿気を室内に抜く換気扇をつけており、基礎内を換気できるようにしています。
また基礎打ち継ぎ面からのシロアリ侵入を防ぐ基礎止水板の設置をしていることと、水抜き栓もシロアリ侵入防止機能付きのものを採用する、5年毎の床下点検(有償)で蟻道を確認するなど、など、シロアリ侵入リスクの低減に努めています。
また万が一侵入された場合でも補修の費用がでるように、10年1000万円の保証がついております。
youtube動画Rigolo

■構造計算で求めた、強固で長持ちな構造体(骨組み)

国産無垢材の構造体Rigoloでは家を長持ちさせるために許容応力度計算による耐震計算を行っていますが、そのときに構造体(骨組み)の計算も一緒に行われます。
その計算結果により使う材種(木の種類)、材せい(材料の厚み)などを決めます。
材種は梁で、杉を使い場合は300mm、欧州赤松だと270mmといった感じで、使う材種を選ぶとそれに対して必要な材せいが求められます。
Rigoloでは家を長持ちさせるため、基本的には国産無垢材(熊野産の杉と桧)を使います。
また計算で求めた結果、国産無垢材ですと梁せい(梁の厚み)が大きくなりすぎる場所には、欧州赤松(集成材)を利用します。
国産無垢材の長寿命性と、集成材の強度を、適材適所で使い分け、強固で長持ちな構造体を作り上げます

■改質アスファルトルーフィング(屋根の防水シート)

屋根の防水シートにもこだわっています。
Rigoloが採用しているのは、改質アスファルトルーフィングでタジマのニューライナールーフィングを採用しています。
雨水を釘穴から浸入させない、外気温の温度差や時間の経過による膨張、収縮を許さない
これを可能にしたのがニューライナールーフィングです。
建築現場でよく使われるルーフィング材(屋根の防水シート)は、10年耐久のもので、それを耐用年数を超えて使っているというのが多いのですが、ニューライナールーフィングはメーカー試験値で30年の耐久性で、それ以上の寿命を期待して採用しています。
また60年耐久のマスタールーフィングも選択できます。
ニューライナーローフィングカタログのPDF

■長持ち屋根材 ガルバニウム鋼板、立平葺き、切妻

屋根材はガルバニウム鋼板 立平葺きを多く使っています。
ガルバニウム鋼板は従来のトタンとくらべ耐用年数が長く、長寿命住宅の屋根に最適な素材です。
Rigoloでは更に3倍錆びにくいSGL(エスジーエル)を採用しています。
参照:日鉄鋼板ニスクカラーPro
立平葺は屋根の施工方法の1つで、雨漏りしにくい屋根の葺き方です。
屋根の形状は三角屋根に見える切妻屋根、こちらも雨漏りがしにくい形状です。
またこの屋根は軽いので、耐震でも有利になります。

■屋根裏の換気面積が数倍 棟換気、軒換気

屋根を長持ちさせるには結露をさせないことが重要です。
そこで屋根裏の換気量を増やすことが有効な手段になります。
実は小屋裏の換気量は一般住宅には決まりがありませんので、換気量不足の家が多くあります。
長期優良を取得しようとしますと、小屋裏換気量の基準があります。
換気口の場所によって基準がありますが、軒先(屋根の下)と、棟(屋根の上)で換気を取る場合、屋根の面積に対し軒先(給気口)で1/900、棟(排気口)で1/1600の開口面積が必要です。
Rigoloではその数倍の換気量が取れる計算です。
この図の場合は、軒先(給気)が607c㎡必要に対し3013c㎡で約5倍
棟(排気)が341c㎡必要に対し2750c㎡で約8倍の換気面積になります。

■天井断熱

Rigoloでは天井断熱を採用することが多いです。(屋根断熱も使用可能です)
天井断熱にしている理由は、断熱材の厚みを多くしやすく高断熱にし易いこと、結露計算上有利になることが多く家の長寿命化につながること、屋根断熱に比べコストも安く施工上の安全性も高いことなどが主な要因です。
実際高断熱住宅を謳っている工務店の屋根断熱は、冬結露する計算になっていることが多く見受けられます。
Rigoloでは長寿命な家を最も重視しているので、天井断熱を基本としています。
またRigoloでも屋根断熱も可能ですが、結露計算OKにしようとするとコスト高になります。
天井断熱は主にグラスウールを使用しています。(セルロースファイバーも利用可能です)

■壁断熱材(内断熱)は「袋なしグラスウール」

Rigoloの家では、壁断熱材は袋なしグラスウールを使用しています。
グラスウールはカビるとか隙間ができるなど言われますが、それは正しい施工ができていない場合の話で他の断熱材でも正しい施工ができていなければ色々な不具合が起きます。
高断熱を売りにしている工務店の多くが袋なしグラスウールを使うのは、プロには扱い易い断熱材だからで、Rigoloも利用しています。
ちゃんと施工のコツが分かっている工務店が扱うと、実は充填しやすく、隙間も少なく済む断熱材です。
またグラスウールは湿気を通す性質なのですが、結露計算ができる工務店からしますと、それが扱いやすい特徴になっています。
また価格性能比が良いのも特徴で、高断熱住宅をつくる上で欠かせない断熱材です。
Rigoloでは通常は高性能グラスウール16Kを利用していますが、より高性能な24K、28Kなども利用可能です。

■可変調湿気密シートと気密処理

Rigoloでは可変調湿気密シートを利用しています。
可変防湿気密シートといったり、可変透湿気密シートという場合もあります。
基本は防湿していますが、壁内の湿気が高まると透湿に変わる性質があります。
結露計算では、冬は防湿、夏で外の湿気が多い日の計算では透湿で計算します。
グラスウールと組み合わせることで、壁内結露の危険性が少ない家が作れます。
また気密処理は、基本はボード気密を採用し構造体としての長寿命の気密性能を確保しつつ、気密シートの施工、気密テープで隙間を塞ぐ、窓や換気扇穴、コンセントBOXなどにも気密処理を行います。

■付加断熱(外断熱)

付加断熱Rigoloの家では付加断熱を推奨しております。
部位的には外周柱より外側に断熱材を施工しますので、外断熱とも言えます。
内断熱をしている住宅に、外側にも断熱することを付加断熱と言いいます。
また内外断熱や、ダブル断熱と言った言い方もします。
付加断熱をすることで、断熱性能が良くなることはもちろん、構造躯体(骨組み)も熱の影響を受けにくくなり、構造体の長寿命化に繋がります。
Rigoloで採用している断熱材は、ネオマフォームです。
ネオマフォームは、ボード系断熱材の中では燃えにくく、防火認定を多く受けている断熱材です。
また厚みあたりの断熱性能が良く、施工性にも優れています。
外壁に塗り壁(エコサーム)を利用する場合には、EPS断熱材となります。

■窓は樹脂サッシ トリプルガラス、ペアガラス等選べます

Rigoloの家の窓は世界トップクラスの性能です。
窓の断熱性能を示すU値は0.68w/㎡k(値が小さいほど高性能)から、色々な窓がお選びいただけます。
Rigoloでは窓に樹脂サッシを使っています。
単に樹脂サッシを採用すれば高性能という訳ではありません。
まずは予算や目指す性能に応じて、トリプルガラスかペアガラスか決めます。
その後窓の形やサイズ、ガラスが遮熱か断熱か、樹脂スペーサーかなど
窓を選ぶのにも、知識と経験が必要です。
Rigoloでは専門知識を駆使して最適な窓をご提案いたします。
今ご提案している窓はYKKap APW330(ペア)、APW330真空トリプル、APW330防火、APW430(トリプル)
エクセルシャノン NS50(トリプルガラス)、シャノンウインドウIIx(トリプル)
LIXIL EW(ペア・トリプル)などです。
ご要望があれば他サッシもご提案できます。

■蒸し暑い名古屋は、夏型結露対策は必須です。

名古屋の夏は水蒸気がいっぱいです。
夏型結露を計算する上で重要になるのが、絶対湿度と露点温度です。
絶対湿度は1立方メートルあたり何g(ぐらむ)の水蒸気があるのかを示した値(**g/立米)
※空気1kgあたり何gの**g/kgで表す場合もあります。
露点温度はその水蒸気量だった場合、何℃まで温度を下げれば結露するか示した値(**.*℃)
画像の日は絶対湿度20.66g/立米、露点温度は24.0℃です。
この日の室温はエアコン付近は23.7℃ですので、なにも対策していないと夏型結露を起こしてしまいます。
ちなみに小屋裏エアコンや階間エアコンなど狭い空間でエアコンを使うと、同じ温度設定でも計測温度は21度前後になる場合もあるので、更に夏型結露を起こしやすい環境になってしまいます。

■夏型結露対策は、可変調湿気密シート

Rigoloでは可変調湿気密シートを利用しています。(可変防湿気密シート、可変透湿気密シート)
住宅の結露対策は冬に壁内結露しないようにするという基準しかありません。
近年は夏暑くなっており家の中を冷房すると、夏の大量の水蒸気が冷房の冷気で結露する夏型結露が発生するようになりました。
屋外の水蒸気は無限にあるので、水蒸気量が室内からの水蒸気に限定される冬より厄介とも言えます。
この夏型結露対策に有効なのが可変調湿気密シートです。
(可変防湿気密シート、可変透湿気密シートとも言う)
画像はRigoloの家での夏型結露の計算値で名古屋で2022年でもっとも厳しい熱型結露の気象データより更に厳いデータでの検証です。
また室内側はビニールクロスで設定しており厳し目の値がでるような壁構成ですが、結露の危険性は「低」です。
室内側を漆喰や、調湿系のクロスにすると更に夏型結露の可能性は低減します。

■50年相当の耐久試験クリアした透湿防水シート

外壁の透湿防水シートは標準でタイペックシルバーを採用しています。
50年相当の耐久試験をクリアしており、長寿命住宅に最適な防水紙です。
試験結果のPDF
タイベックシルバーは耐久性だけでなく遮熱効果もあり、快適な住環境になります。
家を建ててからは交換しにくい部材は極力長持ち素材を採用しております。
またエコサームなどの外壁の場合にはタイベックドレインラップを使い
ご要望があればWURTH ウートップ ハイムシールドなども採用します。
それぞれの家の仕様にあった最適な部材を積極的に活用しています。

■外壁通気工法 クロス通気胴縁

Rigoloでは標準で外壁通気構法を採用しています。
※エコサーム外壁(塗り壁)の場合は除きます。
その時に通気胴縁を施工するのですが、ガルバニウム鋼板のカクナミ外壁の場合、通気胴縁を横に施工することになりますが、通常の横胴胴縁は通気箇所が少なく通気量が少なくなってしまうことが欠点でした。
そこでRigoloでは縦横胴縁にすることで、通気不足を改善。
外壁通気工法で確実な通気量を確保します。
また縦胴縁は通気の確保だけでなく、付加断熱の留め付けにも効果的です。
これも長持ちする家造りのために行っている施工です。

■長持ち外壁ガルバニウム鋼板

外壁材にガルバニウム鋼板を使うメリットとしては、なんといっても長寿命。
メンテナンス(補修工事)も少ないというのもメリットです。
Rigoloではガルバニウムサイディングではなく、ガルバニウム鋼板の板を加工したものを板金職人が施工しています。
欠点は色と曲げ方程度しか選べませんので、デザイン性に好みがあることです。
また外壁になにかをぶつけると凹むというのもデメリットです。
Rigoloの家では色々な外壁が選べますが、最も採用されているのがガルバニウム鋼板です。
他には、木外壁(国産無垢の杉)、エコサーム外壁(塗り壁)、窯業系サイディングも施工可能です。

標準で第1種熱交換換気

住宅では24時間換気が義務付けられています。
一般的な住宅では設置費用の安い3種換気が使われており、トイレ等で排気用換気扇を動かしっぱなしにして、各部屋の給気口から自然給気する方式を採用しています。
この第3種換気の欠点は、真冬に冷たく乾燥した外気がどんどん部屋の中に入ってくるので、給気口近くが寒かったり、部屋がどんどん乾燥してしまう、排気した分は給気するのですが給気口からでなく家の隙間から給気してしまい換気計画がうまくできず寝室で二酸化炭素が増えるなど色々な欠点があります。
1種換気では給気と排気それぞれ機械換気をしますので、計画した換気が行いやすいこと、熱交換素子で熱と湿気の交換ができるので、温度、湿度のキープがしやすくなります。
結果、冬は暖かく乾燥もしにくい。夏は涼しさをキープし湿気も少なくサラリとする。
というメリットがあります。
第1種熱交換換気の欠点は導入コストかと思いますが、Rigoloで標準採用している一種熱交換換気は比較的費用が安いのが特徴です。
また各部屋設置の壁付型(ダクトレス)タイプで、Rigolo循環換気システムとも相性の良い換気です。

選択品 人気のマーベックス澄家も選べる

24時間換気の一種熱交換換気はMAHBEXのsumikaも選べます。
熱交換素子が1つの一種換気はダクト式給排気が多いのですが、澄家は給気は床下に出すダクトレス式、排気は各部屋の床に設置する排気口からダクトを使う方式です。
ダクトが汚れても排気に使うの部屋の空気を汚すことが無いこと、
床面設置の排気口は微粒子やアレルゲン排出に向いていること、
フィルターが高性能で、掃除もしやすい位置だということなど、
一種熱交換換気の欠点を工夫して回避している製品です。
Rigoloでは澄家も選べ、Rigolo循環換気システムとも相性の良い換気です。
マーベックス社 澄家

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