1.築年数で選ぶ
戸建住宅の場合、まずその住宅の耐震性を気にしましょう。
例えば2014年からみた築年数で考えると以下のようになります。
●築36年以上(1981年6月以前に確認申請を受けた住宅)
旧耐震基準の建物で、耐震性の弱い建物です。
耐震改修の費用が多く掛かります。
●築17年~35年(1981年6月以降に確認申請を受けた住宅)
新耐震基準の建物で、基本的な耐震性のある建物です。
金物が不足していたり耐震バランスがズレたりしているので
小規模な耐震改修をお勧めします。
●築8年~16年(2000年6月以降に確認申請を受けた住宅)
基準の厳格化で、今の建物と同等の耐震性のある建物です。
現行の耐震基準なので、基本的に安心できます。
●築8年以下(2009年10月以降)
住宅かし担保履行法が施行されたあとの物件です。
検査体制も厳しくなっているので、基本的に安心できます。
上記は法的なことで判断した場合ですので、家の状況により
異なりますが、参考にはなると思います。
2.雨漏り跡と、その他劣化具合を確認
雨漏りの跡がある物件は、簡単な補修で治る場合と、
大きな問題でなかなか治らない場合があります。
問題の大小は事前の検査では判断が難しいので、
雨漏りの跡のある物件は基本的に避けたほうが良いです。
また外壁、基礎などに大きなヒビが入っているのは☓
その他は劣化の度合いが大きい程、修繕費用がかさみます。
3.改装する場所の壊れ・汚れは問題なし
キッチン、風呂、トイレ、洗面などの水回りや内装のクロスなど
リノベーションで新しくしようとしている部分は、壊れていたり
汚れていても問題はありません。
器具や内装より、構造体がしっかりしているほうが重要です。
4.改装費用を抑えるには
戸建住宅の場合、外壁や屋根や窓など外部関連にかかる費用や、
耐震工事の費用、廊下階段などの改装費用など、
マンションの改装工事と比べ価格が高くります。
寝室と子供室は壁紙の貼替えだけ行うなど、
使える部屋はほぼそのまま使うと考える事も
費用を抑える上では大切なことです。