耐震等級3の住宅を設計するのは経験のコツがいります。
プラン作成段階から、構造や耐力壁の位置を意識する必要あります。
ちなみに当社は全て「耐震等級3」です。
さらに2階建ての場合は「耐震等級3の1.25倍」を基準にして設計しています。

さて、構造計算の実務ですが、下記の計算が必要です。
1.壁量 通常の1.5倍程度
2.水平強度(床倍率)と、耐力壁線
3.伏図(プレカット図・構造・骨組み図)梁せい計算
4.基礎の計算 人通口の補強・地中梁
5.接合部の計算
これら全てを満たす必要があります。
とくに注意してほしいのが、他社で「耐震等級3相当」というところありますが「1」の壁量しか満たしていないことがほとんどでなので注意しましょう。
実務では2.3.4が苦労するポイントで、経験とコツを掴んでいる工務店に依頼する必要があります。
また多くの工務店や大手ビルダーに至るまで、耐震計算を提携会社に依頼しているのが現状です。
自社でプランニングの段階から耐震を考慮することで強い家ができるので、他社に依頼する会社は耐震に関する意識の低い会社となります。
耐震の構造計算には2種類ありまして、簡易的な「壁量計算」と、詳細な「許容応力度計算」があります。
当社は壁量計算で耐震等級3を取得し、許容応力度計算で基準法に対してNGがないかの2重チェックをしています。

また耐震等級1の場合、梁せいを計算する必要がありません、なので必要な梁せい(骨組みの太さ)が足りない家が大変多く存在します。これは本当に大問題です。
例えば梁せい計算をすると、500mmなどの梁せいが必要なところに180mmや240mmの梁を設置していることが多く見られます。
これでは、大地震のときに倒壊してしまう危険性があります。
耐震等級2以上は、梁せい計算をしていますので、木造住宅を建てる場合には、必ず耐震等級2以上にしましょう。